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F1昇格が遠のくメルセデス育成のラッセル。3台エントリー制を支持「F1にとって価値ある出費になるはず」(motorsport.com 日本版)

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出典元: F1昇格待ち状態のラッセル

メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルは、来季のF1昇格の可能性が少なくなってきている中でも2チームのラインアップが未定だとして、F1昇格の可能性をまだ探っているようだ。また、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフが提案した3台エントリー制については賛成だと語った。

【写真】メルセデス期待の若手ラッセル。F1への道は未だ開けず

 今季F2にデビューしたラッセルは、マクラーレン育成ドライバーのランド・ノリスとF2でタイトル争いを繰り広げている。ラッセルは4勝を挙げてランキング首位に立っているが様々な信頼性トラブルに見舞われており、1勝のノリスを22ポイントリードするに留まっている。

 ノリスがベルギーGPやイタリアGPでF1のフリー走行に参加した一方で、ラッセルはF2のタイトル獲得が優先だとして、イタリアGPでF1のフリー走行に参加するチャンスを断ったのだという。

 するとイタリアGP終了直後に、マクラーレンがストフェル・バンドーンの放出とノリスのF1昇格を発表。一方でドライバー市場の急激な変化の影響で、ラッセルと同じくメルセデス育成ドライバーであるエステバン・オコンのシートが危うくなってしまった。メルセデスはオコンにシートを用意するのに苦労しており、ラッセルのF1昇格の可能性は風前の灯火となっている。

 ウルフは、若手ドライバーのために各チームが3台目のマシンをエントリーできるようにすべきだと示唆。これについてラッセルは、motorsport.comに次のように語った。

「今、F1では少なくとも2チームは(ドライバーラインアップが)欠けていると思う」

「グリッドには20台しかマシンはない。若手のドライバーがその中に割って入るのは非常に難しいことだ」

「3台目のマシンをエントリーするというようなアイデアは、とても素晴らしいと思う」

「時にはペイドライバーが、自分たちの母国レースでそのマシンに乗ってくる可能性もあるだろう。アジアのドライバーがアジアのレースで、アメリカのドライバーがアメリカのレースで追加エントリーするようにだ」

「メルセデスやフェラーリ、レッドブルのようなチームは、若手のドライバーを大きな問題なく起用するチャンスが得られる」

 ライバルチームたちは、メルセデスと関係があるラッセルを起用することには消極的だ。ウルフはこの問題を認め、将来的にメルセデスの育成プログラムの是非について検討することを示唆した。

 3台目の追加エントリーについて、そのコストと実用性に疑問を抱くチームもあるが、運用する余裕のあるチームにとっては価値のある出費だとラッセルは考えている。

「F1はとても高価なスポーツだ。でもそれはフロントウイングなどを製造するコストではなく、開発費用によるところが大きい」

「風洞やデザイナーの給料、マシンをデザインするために多くのお金が使われる」

「ウイングを製造する数を、2つから3つに増やしてもコストが莫大に増えるわけではない。シャシーを2つから3つに増やすのも同じことだ」

「コストが増えるのは間違いないが、F1にもたらされるスペクタクルと比べればそれほどでもない」





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