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柏瀬川2発も残留黄信号で提言「戦い方変えないと」(日刊スポーツ)




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出典元: 柏対鹿島 前半、2点目のゴールを決める柏FW瀬川(中央)(撮影・浅見桂子)

<明治安田生命J1:柏2-3鹿島>◇第32節◇6日◇三協F柏

柏レイソルFW瀬川祐輔(24)は、自身J1初の1試合2ゴールを決めながら鹿島アントラーズに敗れ「選手1人1人が責任を持って向き合っていかないと…今、思っても遅いですけど、日々の積み重ねの部分が、甘かったのかなと思う」と反省した。

【写真】鹿島に敗れ、スタンドに深々と一礼する柏の選手たち

前半6分に先制を許したが、迎えた前半9分、DF鎌田次郎のロングフィードをMF江坂任が落としたボールを、右足でトラップしてDFをかわして左足で決めた。「1点目はファーストタッチが全てだと思う。相手が前にいたので、GKの死角にもなった。決められて良かった」と振り返った。

同24分には、FWクリスティアーノが左サイドを突破し、DF小田逸稀と町田浩樹をかわして出したパスを受けると、右足でゴールにたたき込み、この日2点目を決めた。「2点目もファーストタッチが良かったので全部、見えていました」と振り返った。

ただ、自らのゴールを語った後「決められて良かったけれど、個人よりチームだと思う」と、うつむいたように、敗戦のショックは大きかった。3連敗で勝ち点33の17位のままだった一方、残留を争う名古屋グランパスがセレッソ大阪に1-0で勝ち、勝ち点を37に伸ばして暫定15位に浮上した。柏が残り2試合の中、15位名古屋との勝ち点差が4、勝ち点36の16位サガン鳥栖との勝ち点差は3。その上、名古屋と鳥栖は1試合多い3試合を残しており、残留へ崖っぷちに追い込まれた。

瀬川は「前半は、ある程度僕たちのイメージ通りの戦いが出来ていたと思う。もう1、2チャンス、決められなかったところはダメだった。後半に関しては、僕たちはやることを替えずに入っていた。鹿島さんの方が前半より人とボールに対してプレッシャーを強くしてきて、そこが縦パスが入れにくくなった1つの要因かなと。食われてカウンターが怖くて、どうしてもサイドに追いやられた。Jに複数で取りにきたので、そういった部分で鹿島の守備組織にちょっとはまり、ボールを持つより持たされていた」と試合を総括した。

現状について聞かれると「1年間の課題というか、ダメだった部分が出たなと思う。チーム全体として、選手含めて毎試合、毎試合、何がダメだったか、今までのリーグ戦、YBCルヴァンカップ含め、どういう部分が課題として残っていたのかを選手1人1人が責任を持って向き合っていかないと」と口にした。

今、必要なことは何か? と問われると「この状況で、劇的に何かを変えられるかどうかといったら難しいですけど…1番、替えやすいのは守備だと思います」と守備の改善を挙げた。この日は前半6分、右FKをDFが弾いたこぼれ球をFW金森健志に決められた。同23分にも、右CKをDF町田に頭で押し込まれた。0-3で惨敗した3日の川崎フロンターレ戦に続き、セットプレーから失点し「あの1失点目はいらなかった。やられたのが1、2点目ともにセットプレー…フロンターレ戦から改善できていない。チーム全体の責任だと思う」と反省した。

一方で、後半16分にループシュートがバーに当たった跳ね返りを、MF山口一真に決められた3失点目については「いい流れだったら、3点目はブロック出来たと思う」と唇をかんだ。

自身、前線での守備からボールを奪い、ゴールを決めるファーストDFとしての面も評価されて先発を勝ち取っている。「レイソルの1番の強みは、前から守備に行き、DFラインにプレッシャーをかけて引っかけてカウンター。僕が出た時は続けてやっていきたいですし、あとはカウンターの時にどれだけ戻せるか。僕のところでスイッチを入れて、前の選手をつかみにいくのは、中2日でもやることは変わらず徹底できたと思う」と、自軍の強みも出ていたと強調した。

日本代表の活動があり、次のリーグ戦は24日のセレッソ大阪戦と間隔が空く。一方で10日には名古屋が清水エスパルスと、鳥栖がヴィッセル神戸とリーグ戦を行い、両チームが勝った場合、残留が極めて厳しくなる。瀬川は「どうしても、他を見てしまいますけど、とにかく残り2連勝しないといけなくなりましたし、今日も欲を言えば勝ち点1でも積み上げるべきだった」と語った。

その上で「戦い方も、見直さなきゃいけないなと思います」と語り、具体例も挙げた。柏が後半21分に、江坂に代えてFW山崎亮平を投入して左サイドに入れると、鹿島はボランチに入っていた永木がサイドバックに回った。瀬川は「鹿島さんは山クン(山崎)を入れた時に、永木選手をサイドに入れた。対人に強い選手を当ててきた。そういう(選手に)責任を持たせたり、そういう戦術もひとつあってもいいと思いますし、攻撃より守備が変えやすい。(代表の活動で)空きますし、しっかり失点しないやり方…セットプレーはしょうがないにしても、流れの中の失点は意識改革をした方が良いと思う」と提言した。

そして「前から行くことは変えずに、攻守に選手の特徴を出せるように、選手の組み合わせとか含めて」とも言及した。【村上幸将】


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