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勝、プロ初勝利の美酒いただきま~す!通算13アンダーで奪首/国内女子(サンケイスポーツ)




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大王製紙エリエールレディス第3日(16日、愛媛・エリエールGC松山=6525ヤード、パー72)首位に7打差の17位から出たプロ2年目の勝みなみ(20)=明治安田生命=が1イーグル、7バーディー、1ボギーの自己ベスト64で回り、通算13アンダーで首位に並んだ。アマチュア優勝を達成した2014年「KKT杯バンテリンレディス」以来となるツアー2勝目が見えてきた。70で回った18歳のアマチュア、上野菜々子(東海大大阪仰星高3年)も2位から4人が並ぶ首位に浮上。首位から3打差内に12人がひしめく大混戦の中、初優勝を狙う。

 天真爛漫(らんまん)な姿は、4年前におにぎりを頬ばりながら優勝した15歳の頃と何も変わらない。最終18番(パー4)。残り99ヤードの第2打を直接ほうりこんだイーグルに、勝が「イエ~イ」と満面の笑みでバンザイだ。

 「びっくりです。入ったのは見えなくて…。近くについているとは思ったけど」

 ギャラリーの歓声が教えてくれた今季2度目のイーグル。「鷲(イーグル)」のイラストが刻印された50度の新ウエッジでの一撃が“奪首”を呼び込んだ。歴代最多の69試合出場のアマ時代を含めてツアー自己ベストの64。昨年7月のプロテスト合格後、初めて首位で最終日を迎える。

 「アンダーパーで回れていることに感謝してやってきました。ずっとショットに苦しんできたから。1Wも左右に尋常ではないくらい曲がっていた」

 6月までに6度のトップ10入り。だが、8月下旬から絶不調に陥った。「ニトリレディス」から9試合で7度も予選落ちに棄権が1試合。その間、60台は一度もなかった。7月1日に20歳となってお酒も飲めるようになった。親しい知人には「飲まないとやっていられません」とジョークで現状を嘆いたこともある。

 暗いトンネルに入った2カ月間。男子プロの芹沢信雄(59)に「曲がることを怖がって体が回っていない」との助言を受け、ようやく調子は上向いた。現在の賞金ランクは次週の最終戦「LPGAツアー選手権リコー杯」に出場できるボーダーの25位。何とか間に合った。

 「とりあえず明日を乗り切りたい」

 平均年齢19・3歳とツアー史上最も若い最終日最終組から狙うツアー2勝目。15歳293日で頂点に立った熊本から1673日。大混戦を抜け出し「たしなむ程度です」と笑うワインで乾杯だ。


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