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【阪神JF】ダノンファンタジーV3!花開く桜の夢 Cデムーロ「すごく強いハートの持ち主」(サンケイスポーツ)

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出典元: 後方待機から直線で力強く伸びたダノンファンタジー。3連勝で頂点に立った(撮影・安部光翁)

第70回阪神ジュベナイルフィリーズ(9日、阪神11R、GI、2歳牝馬オープン国際(指)、馬齢、芝・外1600メートル、1着本賞金6500万円 =出走18頭)後方から末脚勝負にかけた1番人気ダノンファンタジーが、2番人気クロノジェネシスの追撃を1/2馬身しのいでV。3連勝でGI制覇を飾った。タイム1分34秒1(良)。この後は休養を挟んで、来年の桜花賞(4月7日、阪神、GI、芝1600メートル)制覇を目指す。クリスチャン・デムーロ騎手(26)=イタリア出身、フランス拠点=はJRA・GI3勝目で、秋華賞から続く外国人騎手のGI制覇は9週連続となった。

 冬の到来を告げる冷たい空気を切り裂き、大外から伸びた人気馬2頭が激しく叩き合った。最後に前へ出た、いや最後まで先頭を譲らなかったのは1番人気のダノンファンタジー。父ディープインパクト譲りの末脚でクロノジェネシスを振り切り、未勝利-ファンタジーSに続く3連勝でGIタイトルを獲得だ。

 「外から来られたときはドキッとしたけれど、ダノンファンタジーはすごく強いハートの持ち主。反応も良かったし、最後にファイティングスピリットを見せてくれた。毎年GIを勝つのが目標だし、昨年に続いて勝ててうれしい」

 昨年のホープフルS以来となるJRA・GI制覇を飾ったC・デムーロ騎手の笑みがはじけた。前週のチャンピオンズCは兄ミルコが勝っており、兄弟での2週連続Vに「面白いね。家族としてうれしいよ」と二重の喜びだ。

 エキサイトしやすい気性面を考え、鞍上はスタートを切るとスッとポジションを下げ、後方3番手から落ち着いて運んだ。ペースも平均的に流れ展開も味方。4コーナーで外に進路を取り、自慢の決め手を存分に生かした。

 管理する中内田調教師はダノンプレミアムで勝った昨年の朝日杯FSに続いての2歳GI優勝。2歳重賞では12戦7勝という高確率だ。開業5年目の気鋭トレーナーは「まだ成長してくれると思います。牝馬ですし、狙うところは桜花賞ですね」とさらなるパワーアップを頭に思い描き、3歳クラシックでも快進撃を続けるつもりだ。

 空想でも幻想でもなく、本当に強い女の子。新馬戦(2着)で土を付けられたグランアレグリア(今週の朝日杯FSに出走予定)との再戦も待つであろう来春、ダノンファンタジーがさらなる夢の実現を目指す。 (板津雄志)

 ◆表彰式のプレゼンターを務めた米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手 「阪神競馬場での観戦は初めてでしたが、東京、中山競馬場とはまた違った雰囲気で楽しむことができました。阪神JFは自分の予想が外れてしまい、残念でした」

★アラカルト

 ◆クリスチャン・デムーロ騎手 初騎乗での勝利。JRA・GIは2013年桜花賞(アユサン)、17年ホープフルS(タイムフライヤー)に次ぐ3勝目。同重賞は11勝目。

 ◆ビッグタイトルダブル制覇 阪神JFが牝馬限定になった91年以降、朝日杯FSとの両GI制覇を果たした調教師は、藤沢和雄、松田博資(引退)、国枝栄、角居勝彦についで5人目。

 ◆ディープ産駒のV ディープインパクトの産駒は11年ジョワドヴィーブル、14年ショウナンアデラに次ぐ3勝目。JRA・GIは障害を含めて46勝。なお、阪神芝1600メートルのGIは10勝と強さを発揮している。

★入場&売り上げ

 9日の阪神競馬場の入場人員は前年比90・5%の2万7193人、阪神JFの売り上げは116億9782万2200円で同98・2%とともにダウンした。JBC3レースを除く今年の平地GI21レース中、フェブラリーS、大阪杯、皐月賞、天皇賞・春、宝塚記念、天皇賞・秋、エリザベス女王杯、ジャパンCに次ぐ9レース目の売り上げダウンとなった。

■ダノンファンタジー

 父ディープインパクト、母ライフフォーセール、母の父ノットフォーセール。鹿毛の牝2歳。栗東・中内田充正厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(株)ダノックス。戦績4戦3勝。獲得賞金1億341万7000円。重賞は2018年GIIIファンタジーSに次いで2勝目。阪神ジュベナイルフィリーズは中内田充正調教師、クリスチャン・デムーロ騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+幻想。幻想的な走りを期待して」。





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