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プロ野球人気隆盛の一方、野球人口減を憂う若い世代(サンケイスポーツ)




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出典元: ロッテにドラフト3位で入団が決まった早大・小島和哉投手

【球界ここだけの話】

 2018年のプロ野球の観客動員は、セ・リーグは1423万5573人、パは1131万5146人でいずれも過去最高。計2555万719人ということは、日本の人口の約1/4が足を運んだことになる。もちろん実際にはコアなリピーターの増加なのだろうが、一方で野球人口の減少が叫ばれて久しい。

 各球団は裾野を拡大しようと、ジュニアチームや野球教室などを行っている。先日、ロッテ2年目の土肥星也投手(23)は千葉・市川市の小学校を訪問。「やっぱりテレビでもあまり中継はないし、野球人口が減っているんだなというのは実感しますね」と口にしていた。

 そのロッテでは、ドラフト3位で入団が決まった早大・小島和哉投手(22)が「野球人口の減少をどうしたら防げるか」をテーマに、卒論を執筆しているという。今月初旬の段階でA4で約30枚、3万字に及ぶ卒論はすでに7、8割は書き上げたというから、今頃は練習とともにラストスパートに入っているころだろうか。

 ちなみに小島いわく、野球人口の減少は「野球ができる広場が少なくなっていること」が原因のひとつで、解消策としては「環境をつくってあげること、自分が子供の頃にあこがれたように今度は僕が夢を与えられるようにすることです」とのこと。理論派の一面もみせる新戦力には、ぜひとも頑張ってもらいたい。

 2011年から小中学校の体育では「ベースボール型」が必修になった。日本野球機構(NPB)では、プロOBらが全国の教員に指導の仕方を教える講習会を実施しているが、女性はともかく「野球をやったことがない」という若い男性教員は決して少なくなかった。サッカーをはじめ、バスケットなど競技の選択肢が増えたこともあるだろう。しかし、いつまでも「男の子なら誰しもやったはず」という野球界の古くさい思い込みはもはや通用しない。昭和は遠いかなた、平成も終わろうとしているのだ。

 土肥や小島のように若い世が野球人口の減少を憂えているのだから、観客動員が増えて利益の上がった球団をはじめ、球界全体がもっと本腰を入れた真剣に考えたほうがいい。


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