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【有馬記念】データ大作戦(3)追い切り(サンケイスポーツ)




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出典元: リッジマン

減点方式で勝ち馬をあぶり出す“有馬記念データ大作戦”。3日目のテーマはズバリ、追い切りだ。今週に至るまでの過程、最終追い切り、前走との比較を厳しくチェック。2頭が消え、生き残りは9頭に絞られた。なお、2日目までの脱落馬については点数のみで、評価は割愛する。

 〔1〕中間の調整 (最大5点減)

 最終追い切りに至るまでの調整過程は、順調さを判断するため、ある意味では最終追い以上に重要といえる。

 《中10週》凱旋門賞17着以来のクリンチャー。過去にはオルフェーヴルやゴールドシップが同様にぶっつけで好走していて、レース約1カ月前の帰厩は2頭と同じだ。2週前から急ピッチで動きが良化していて、減点はなし。

 《中8週》菊花賞以来のブラストワンピースはレース約10日前に帰厩。調整過程としては、この馬のいつものパターンだが、1週前の動きは重さを感じるもので、併走馬に手応えで劣勢。1点減点する。

 《中7週》天皇賞・秋組。レイデオロは帰厩後も丹念な乗り込み。天皇賞の1週前にバランスを崩して下馬するアクシデントがあったことに比べれば、いたって順調で減点なし。ミッキーロケットは筋肉痛で予定していたジャパンCを自重。時計的には2~3本分、緩めている。1週前の栗東坂路で4ハロン51秒8は好時計だが、急仕上げの感は否めない。5点減点。同様にジャパンCを自重したマカヒキだが、乗り込みは途切れなく消化。減点は3点とする。

 《中6週》アルゼンチン共和国杯勝ちのパフォーマプロミスは1週前に栗東CWコースで6ハロン84秒3。時計的には目立たないが、ラスト1ハロン11秒8と、抜群の反応をみせた。減点なし。

 《中5週》エリザベス女王杯以来のモズカッチャンは、栗東坂路で入念に乗り込んだ。1週前も同コースで4ハロン52秒3-12秒3なら上々。減点なしとする。

 《中3週》ジャパンC組が対象。一番早く時計を出したのがキセキで、12月2日に栗東の坂路でラスト1ハロン13秒4をマークしている。その後も馬なりながら、しっかり乗り込んで1週前もCWコースで軽快。減点はない。次に早かったのがシュヴァルグランで6日に栗東坂路4ハロン55秒7。1週前にもCWで7ハロンから時計を出しているが、キセキよりは回復に時間がかかったとみて1点減点する。サトノダイヤモンドが一番遅く、初時計は9日の坂路59秒3。回復が遅く3点減点する。

 《中2週》ステイヤーズS勝ちのリッジマンは1週前に時計を出せたように、元気はありそう。ただ、長距離戦の後だけに見えない疲労は心配になる。2点減点。

 〔2〕最終追い切り (S=減点なし、A=1点減、B=2~3点減、C=4~5点減、D=6点以上減。レースに騎乗予定の騎手以外が騎乗=1点減)

 サンケイスポーツ記者の調教評価を基準に減点する。また、本番と同じ騎手が騎乗して感触を確かめる方が望ましく、騎乗者が違う場合は1点の減点とする。

 《減点なし》ミッキーロケット=評価Sで本番と同じ騎乗者。

 《1点減》クリンチャー、シュヴァルグラン、レイデオロ=評価Aで本番と同じ騎乗者。

 《2点減》キセキ、サトノダイヤモンド、パフォーマプロミス=評価Aで本番と異なる騎乗者。ブラストワンピース=評価Bで本番と同じ騎乗者。

 《3点減》マカヒキ、モズカッチャン=評価Bで本番と異なる騎乗者。

 《5点減》リッジマン=評価Cで本番と異なる騎乗者。

 〔3〕前走との比較 (最大5点減)

 前走時より極端に時計が遅かったり、軽い追い切りだった場合減点。

 キセキは前走と同じCWコース、馬なりで6ハロン追い。前走時の67秒0に対して69秒0と2秒も時計が遅くなった。4点減点。ブラストワンピースは前走時の6ハロン追いから今回は5ハロンに短縮。2点減点。パフォーマプロミスは前走時のCW6ハロン79秒5に対して今回は83秒5と遅くなっている。ラスト1ハロンは馬なりで12秒0に良化したが、2点減点。その他の生き残り馬は減点なし。

◆3日目の結論

 首位のレイデオロが初めて減点されたが、1点だけで合計99点。2位を大きく離す単独首位をキープしている。他は大混戦で、89点のキセキが2位、88点のシュヴァルグラン、ミッキーロケットが3位など、3点差に5頭が続いている。

 3日目の脱落は調教評価Cのリッジマンと、合計の減点が多く、持ち点80点を切ったパフォーマプロミスの2頭。

■ルール

 持ち点100点からの減点方式。火曜=戦績&ステップ(25点)、水曜=年齢&コース実績&乗り替わり(15点)、木曜=追い切り(20点)、金曜=血統(20点)、土曜=枠順など(10点)、日曜=直前気配、馬場状態など(10点)を検証。各項目ごとに減点し、残った持ち点から結論を導き出す。ただし、各項目や全体での減点が目立つ馬は不安過多とジャッジし、脱落扱いとなる。


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