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【東西現場記者走る】ユーイチ自信満々!クリンチャー凱旋門賞惨敗の影響なし「春の実績は上」(サンケイスポーツ)




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出典元: フランス遠征で大敗したクリンチャーだが、坂路の追い切りで上々の動きを見せた (撮影・林俊志)

東西サンスポの精鋭記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探し出す連載企画。有馬記念は大阪サンスポの山口大輝記者(27)が担当する。東西トレセンで追い切りが行われた4日目は、海外遠征帰り初戦のクリンチャーから“一発”のニオイを感じ取った。坂路で、馬なりながら抜群の動きを披露。陣営のコメントからも状態は絶好で、面白い存在だ。

 密着では、足だけでなく目もフル稼働だ。前夜は、自室に戻ってからスマホ動画で各馬の近走をチェック。映像をみるたび、新たな発見があって“予想脳”が活性化される。水曜朝の目覚めもばっちり。新たな気持ちで調教スタンドに向かうことができた。

 さすが、有馬記念の追い切り日だ。報道陣の数が多く、寒風を吹き飛ばすほどの熱気にあふれている。その中で一番、気になったのがクリンチャー。凱旋門賞は残念な結果(17着)に終わったが、無事に暮れのグランプリに駒を進めてきた。帰国初戦は調整が難しいことが多いが、状態はどうなのか。春と比べれば確実に人気を落としそうなだけに、巻き返しの可能性が見つかれば、好配ゲットに近づく。

 ターゲットは、朝一番の坂路に現れた。初騎乗の福永騎手を背に、マイペースでラップを刻んでいく。直線に向いてからも鞍上の手綱はグッと抑えられたままだが、スピード感があり、迫力満点の動きだ。4ハロン54秒5と全体時計こそ控えめだったが、ラスト1ハロンは馬なりながら12秒3。好調教といえる。

 調教スタンドに引き揚げてきた福永騎手は、報道陣に「いいね」と第一声。その笑顔から、かなりの手応えをつかんだようだ。

 「“ビッシリやって”という指示だったけど、乗った瞬間に“やらなくても大丈夫”と思ったので(馬なり)。動きも反応も良かった。活気があって、戦闘モードに入っているよ」

 流れるように出てくる景気のいいコメント。今回が初コンビでも「先行力があるし(トリッキーな)中山で生かさない手はない。(先手を奪う)キセキのペースに合わせた競馬ができるんじゃないか」とイメージは膨らんでいる。海外からの帰国初戦についても「不安視されているけど、きょうの動きなら関係ないと思う」と一笑に付した。

 「フランスでの2走を除けば、春の実績はここでも上位やから。人気は落ちているけど、面白いと思うし、すごく楽しみにしているよ」

 京都記念ではレイデオロを撃破し、天皇賞・春でも3着。“一発狙ってやろう”という気概が、福永騎手からもビンビン伝わってきた。これで、より先行力が生きる内枠なら…。木曜に行われる枠順抽選会が楽しみになってきた。(山口大輝)


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