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【みんなの反省会】すべてがかみ合ったブラストワンピース(サンケイスポーツ)




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出典元: 有馬記念を制したブラストワンピースと池添謙一騎手

デスク 平成最後の有馬記念を制したのは3番人気の3歳馬ブラストワンピースでした。グランプリレースらしい手に汗握る戦いだったと思いますが、関東競馬エイトの横山英二TMはどうみましたか。

【写真で見る】有馬記念を制しブラストワンピースの顔に寄り付く池添謙一騎手

横山英二TM (ブラストワンピースは)鮮やかだったですねえ。中団の外で、いつでも動いていけるポジション。外めでもロスなく回っていましたし、すごく脚をためていました。(道中)後ろにレイデオロがいましたが、手応えではこちら(勝ち馬)の方が上でしたね。

デスク 小雨が降って馬場は稍重でした。

横山TM 稍重(の発表)以上に馬場が重かったと思います。上がり(3ハロンのタイム)がかかって、ブラストワンピースは35秒7でした。(馬体重が)534キロあって、パワーがあるので、きょうのような馬場を苦にしなかったですね。4コーナーで外に出して、直線でスパートをかけてからしっかりした脚取りでした。先頭に立ってからはレイデオロの追撃もしのぎ切りましたよね。位置取り、仕掛けのタイミング、馬場状態と、すべて良かったです。

デスク ダービーは2番人気でしたけど5着。出遅れた上に直線の勝負どころで詰まって、進路を外へ切り替えるロスがありました。1番人気に支持された菊花賞は4着で、これまでGI未勝利でしたね。

横山TM 菊花賞は外々を回るロスがありました。今回、追い切りの動きがもうひとつで、信頼を置きづらい面があったんですけどね。

デスク 今年は今さらいうまでもなく、3歳世代の活躍が目立った年でした。ステルヴィオがマイルCSを制しましたし、3冠牝馬のアーモンドアイがジャパンCを世界レコードで快勝。ルヴァンスレーヴはチャンピオンズCで下半期のダート王に輝きましたから。ブラストワンピースの有馬記念制覇は、今年を象徴していますね。

横山TM ワグネリアン(ダービー)やエポカドーロ(皐月賞)、フィエールマン(菊花賞)など、今回出ていない他の3歳馬と同じ強い世代の一員だということを証明しました。それに大竹厩舎は、あのルージュバックでさえクラシック(桜花賞&オークス)を勝てなかったんですけど、これでひと皮むけたと思いますよ。来年以降も活躍できる下地ができました。

デスク 開業10年目でのGI初制覇ですからね。一方、昨年のダービー馬レイデオロ(1番人気)は2着。

横山TM 産経賞オールカマー(1着)や天皇賞・秋(1着)のときはイレ込んでいたんですけど、今回はパドックでも落ち着いていました。テンションは問題なかったと思います。

デスク 3~4コーナーでクリストフ・ルメール騎手の手が盛んに動いていました。

横山TM そうですね。3~4コーナーで動いていって、直線でスパートをかけましたけど、届きませんでした。本当はパンパンの良馬場でやりたかったと思いますよ。勝ち馬と比べてスリムな馬ですしね。それでもクビ差まで迫ったんですから、強い馬です。

デスク 9番人気のシュヴァルグランは、低評価を覆すように2年連続の3着でした。

横山TM 1、2着馬より後ろの位置取りでした。前に思い切って行く手もあったかもしれませんが、外枠(15番枠)ですから、下げるしかなかったんでしょうね。ただ、馬群にうまく潜り込みましたし、最後の伸びは一番目立ちました。

デスク 鞍上は、昨年のジャパンCで勝利に導いていたヒュー・ボウマン騎手です。

横山TM (操縦術を)心得ているジョッキーです。今回は仕方ないですね。

デスク 4着には、今年のグランプリ・宝塚記念の覇者ミッキーロケット(8番人気)が2~3番手から粘り込みました。

横山TM 予定していたジャパンCを筋肉痛で自重しましたが、自分の競馬はできました。切れる馬ではないですから、力を出し切ったと思います。

デスク 2番人気のキセキは前走のジャパンCと同様に逃げましたが、5着。出負けしたぶん、ポジションを取りにいったことが最後に響きましたか。

横山TM いえ。1周目のスタンド前で馬なりで先頭に立ちましたからね。これまでのように中盤からペースを上げて、後続に脚を使わせました。残り100メートルぐらいまで踏ん張りましたね。(昨年の)菊花賞は不良馬場で勝っていますけど、本来はスピード馬だと思います。今回の馬場ではそのスピードを生かし切れませんでした。レース自体のラスト1ハロンは12秒9で、一番時計がかかっていますよね。キセキは、馬場の影響があったと思います。

デスク ファン投票3位で参戦した障害の絶対王者オジュウチョウサン(5番人気)は、9着とはいっても健闘しましたね。2周目の4コーナーでまだ内の2番手にいて、観客がどよめきました。

横山TM (16頭立てで)半分近くの馬を負かしたんですから、上出来です。(前走で勝った平地の)1000万下とはレベルが違いますし。デキが良くて、うまく前めにつけて、スタミナを生かしました。今回のような馬場も苦にしません。コンマ8秒しか負けていなくて、トップレベルとやれるところを見せましたよね。せっかくここまできたんですから、障害には戻らず頑張ってほしいですね。

デスク 最後に、ミッキースワローですが…。

横山TM 僕の(本命)馬です。

デスク 10番人気で11着に終わりました。中団あたりにつけるかと思っていたんですけど。

横山TM 出遅れて、ポツンと最後方にいましたね。折り合い面の心配があったかとも思うんですけど、僕のイメージとは違いました。最後方から差し切るのは厳しいですよね。競馬に参加してくれなかったという感じです。

デスク まあ、ブラストワンピースが3歳世代の代表格に改めて名乗りを上げましたし、障害と平地の二刀流のオジュウチョウサンも見せ場を十分につくってくれました。良しとしましょうか…。


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