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青学大、失速6位…総合V5ピンチ 原監督、4、5区が「誤算」/箱根駅伝(サンケイスポーツ)

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出典元: 5区の山上りでタイムを伸ばせなかった竹石は渋い表情でゴールした (撮影・加藤圭祐)

第95回東京箱根間往復大学駅伝往路(2日、東京・大手町-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場107・5キロ)シナリオが次々に崩れ、いつもは明るい原晋(すすむ)監督(51)の表情が曇った。王者・青学大が、小雪舞う箱根で屈辱を味わった。往路優勝の東洋大から5分30秒遅れの6位と出遅れ、総合5連覇と史上初の2度目の3冠に黄信号がともった。

 「これが箱根駅伝。3区までは予定通りだった。4区(の岩見)が誤算。低体温症(になった)との報告を受けている。スタート前の異変か。プレッシャーがあったのか。(5区の竹石も)体が動かなかった」

 昨年11月下旬に左股関節を痛めて1カ月近くトレーニングできなかった主将・森田が、3区で区間記録の快走で首位を奪取。波に乗りたいところだったが、3大駅伝初出場の4区・岩見秀哉(2年)が東洋大・相沢に2キロすぎで抜かれる。原監督が「新・山の神」に期待した昨年5区で区間5位の竹石尚人(3年)も山上りでタイムを伸ばせず。「3代目・山の神」こと神野大地(25)=セルソース=を中心に、山を制圧した圧倒的な強さはなかった。

 厚い選手層を誇り、復路にも6区の小野田勇次(4年)、7区の林奎介(4年)と強力な布陣を敷くが、5分以上の差は大きい。往路5位以下からの総合優勝は過去94大会で2度。1986年の順大が5位から6分32秒差を逆転した例があるが、「厳しいな…。簡単に返せるタイムじゃない」と、指揮官の表情は険しい。

 8区を、予定している飯田貴之(1年)に代えて鈴木塁人(たかと、3年)にするか「一晩悩む」という監督。「(トップから)2分差以内で9区に来れば面白いことが起きるかも。歴史に残る大逆転をしよう」。監督就任15年目、5連覇など「5」にまつわるエピソードから、スローガンに「ゴーゴー大作戦」を掲げた原監督。快挙は極めて厳しくなったが、平成最後の伝説を書き上げるつもりだ。





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