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「俺にトスを!」鎮西、水町主将の働きで西山の東海大相模下す/春高バレー(サンケイスポーツ)

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出典元: 第1セット、スパイクを放つ水町(3番)。2年生主将が、チームを連覇に導く (撮影・萩原悠久人)

第71回全日本バレーボール高校選手権大会第2日(6日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)男子は昨年王者の鎮西(熊本)が2年生エース、水町泰杜(たいと)の活躍で、東海大相模(神奈川第1)を2-0で下した。

 エースで始まりエースで終わる。これが連覇を目指す鎮西の戦い方だ。代々主将が付ける「3番」の背中からプライドがほとばしる。強烈なスパイクで最初の得点を決めた水町が、誰にも主役を譲らずに完勝劇のスポットライトを浴びた。

 「俺にトスを上げろと。当たり前のことを当たり前にやった」

 181センチの体がバネのようにしなる。レフトからクロスへ、狙い澄ましたスパイクをコートに突き刺す。大会前から抱える腰痛も3枚のブロックも関係ない。チームの得点の大半を稼いだ。最後は自らのブロックで、スーパールーキー、西山大翔(ひろと)が中心の東海大相模をシャットアウトした。

 18歳以下(U18)で争われた昨年のアジアユース選手権で日の丸を背負った。主将として優勝に貢献。最優秀選手となった。今大会は登録18人のうち3年生は3人。期待のホープは2年生ながら畑野久雄監督(73)に主将を託される。「(本当は)やりたくなかった」と水町。コートで示す-。それが芯の強い17歳が描く主将の理想像だ。

 2016年4月の熊本地震で半壊した体育館は昨秋に建て直され、もう練習に不自由はない。整った環境で、2年生主将は鍛錬に明け暮れた。全体練習後はトレーニング場にこもってバーベルをあげ、朝練ではひとり、心肺機能を上げるためマスクをつけて走った。「背番号3はきついです」。宮迫竜司コーチにだけは、そう漏らした日もあったが、背中で仲間に語り続けてきた。

 3日朝に地元で発生した震度6弱の地震では学校や親族に被害はなかったという。「主将として生半可なプレーはできない」。3回戦で崇徳(広島)と対戦する。背中に感じる3番の重みが、再び熊本に歓喜をもたらす原動力となる。

◆主催 (公財)日本バレーボール協会、(公財)全国高等学校体育連盟、フジテレビジョン、産経新聞社、サンケイスポーツ、FNSフジネットワーク

◆後援 スポーツ庁、文化放送、ニッポン放送

◆特別協賛 ジャパネット

◆オフィシャル飲料協賛ポカリスエット

◆協賛 au、野村ホールディングス





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