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フェブラリーSでGI初騎乗の菜七子、コパノキッキングで「結果を残したい」(サンケイスポーツ)




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出典元: 菜七子は8日にフェブラリーSのパートナー、コパノキッキングに騎乗。好感触を得た

今年のJRA・GI第1弾となる17日のフェブラリーS(東京、ダート1600メートル)で念願のGI初騎乗を迎える藤田菜七子騎手(21)=美・根本=が、意気込みを語った。Dr.コパこと小林祥晃オーナー(71)から根岸S勝ち馬コパノキッキングの鞍上に指名され、JRAの女性騎手史上初となる第一歩が実現。「しっかり結果を残せる競馬をしたい」と気を引き締める菜七子が、フェブラリーSウイークを熱くする。 (取材構成・山口大輝)

【写真で見る】はにかみながら赤いドレスと黒いハイヒール姿を披露する藤田菜七子

 --いよいよGI騎乗が迫ってきた。騎乗依頼を受けたときの気持ちは

 「すごくうれしかったです。初めは信じられないという気持ちでしたが、GIが近づいてきて今はやってやるぞという気持ちの方が強いです。GIは、選ばれた人と馬しか出られないレース。チャンスをいただいて、頑張るしかないと思いました」

 --馬主別成績で、最多勝が小林祥晃オーナー(5勝)。相性がいい

 「いい馬に乗せていただいていると思います。2019年も最初(の勝利)はコパさん(コパノピエール)でした。本当に感謝しています。懐の深い方だと思います」

 --8日に栗東トレセンでコパノキッキングに初めてまたがった

 「キャンター(かけあし)に乗せてもらいましたが、すごく良い馬で乗りやすかった。普段の日と競馬で、雰囲気が違う馬だと聞いています。競馬の日にどれだけテンションが上がっているかわかりませんが、乗りやすかったし、そのイメージで乗りたいです」

 --東京ダート1600メートルのポイントは

 「芝スタートというのは大きい。得意、不得意が出ると思います。向こう正面も長いですし、昨年もハイペースでしたよね。そんな印象です」

 --この舞台では、2017年5月27日にコパノアラジンで勝っている

 「アラジンで勝ったときは、逃げの形になって最後までよく頑張ってくれました。キッキングはもともと前に行く競馬をしていて、カペラSと根岸Sでは後ろからでも勝てたように、いろいろな競馬ができると思います」

 --作戦は

 「どういう位置で競馬するとかは、まだオーナー、先生と話し合っていませんが、しっかり結果を残せる競馬をしたいと思います」

 --JRAの50勝のうちダートで34勝している

 「私は得意ではないですが、キッキングはすごく得意だし、一緒に頑張りたいと思います」

 --競馬学校には未来の女性騎手もいる。自身の活躍が、あとに続く女性騎手の励みになる

 「私は、自分の仕事を精いっぱいやるだけです。それを見て結果的に後輩の女の子や、騎手を目指そうとする人が頑張ろうと思ってくれればうれしいですね」

 --改めて意気込みを

 「とても大きなチャンスを頂いてオーナー、先生や関係者の皆さまに感謝したい。たくさんの方に応援してもらっていることを身をもって感じていますし、そのぶん頑張らなければと思います」

★ライバル強力

 ライバルは強力だ。昨年の覇者ノンコノユメ、一昨年にフェブラリーS&チャンピオンズCとJRAのダートGIを春秋制覇したゴールドドリーム、3年前の覇者モーニンと、過去3年の優勝馬がそろい踏み。さらに未勝利戦から怒濤の6連勝で重賞ウイナーとなったインティ、“強い”4歳世代の一角で昨年末に交流GIを制したオメガパフュームも参戦し、正真正銘のダート頂上決戦となりそうだ。

★米ではクローンがGIベルモントS制覇

 JRA所属では今回の菜七子が女性騎手のGI初騎乗だが、海外では男性騎手と互角に渡り合う女性騎手も少なくない。米国で活躍したジュリー・クローン騎手(55)=引退=は、3冠レースのひとつベルモントS(1993年コロニアルアフェアー)を優勝するなど通算3704勝をマーク。英国のヘイリー・ターナー騎手(36)は2011年にGI2勝を挙げた。菜七子が憧れの存在としているリサ・オールプレス騎手(43)は、ニュージーランドでリーディングを獲得したこともある。

 地方競馬では宮下瞳騎手(41)=愛知=が10日現在、通算767勝で女性騎手の歴代最多勝。2児を出産後の16年に復帰し、今年も3勝を挙げている。

★全50勝で砂34勝

 藤田菜七子騎手はJRAで50勝をしているが、そのうちダートで34勝を挙げている。コース別で最も多いのは福島ダ1700メートル、新潟ダ1200メートル、新潟ダ1800メートルでそれぞれ5勝。フェブラリーSの舞台である東京ダ1600メートルでも2勝(49回騎乗)を挙げている。


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