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三木C、池江の東京五輪出場「可能性ゼロではない」/競泳(サンケイスポーツ)

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出典元: 二人三脚で東京五輪を目指してきた三木コーチ(左)。ショックを隠しきれない様子だった(撮影・財満朝則)

白血病を公表した競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス=を指導する三木二郎コーチ(35)が12日、東京都内で記者会見した。異変を訴えたオーストラリア合宿の様子や、病気の早期発見に至った経緯などを説明。2020年東京五輪出場に前向きな姿勢を見せた池江に対し「(五輪出場の)可能性はゼロではない。サポートしたい」と引き続き支援していく考えを示した。

 時折声を詰まらせた。来年の東京五輪を目指す池江をサポートしてきた三木コーチが険しい表情で、教え子の状況を報告した。

 「(自分は)頭の中が真っ白だったと思いますが、(池江は)『早く治して、また二郎さんと一緒に練習できるよう頑張りたい』と、前向きな姿勢を見せてくれた」

 三木コーチは、池江から2日遅れの10日に帰国した。その足で、8日に白血病の診断を受けた池江と入院中の病院で面談した。「くよくよせず、治して元気な姿で練習して結果を出したいという気持ちが前面に出ていた」と18歳の諦めない姿勢を見たという。

 池江本人の意思で公表した診断結果は、幸いにも早期発見だった。オーストラリア合宿で異変を感じた三木コーチらスタッフが早期帰国を促した。合宿で週9回の水中練習、週2回のウエートトレーニングを実施。日本にいるときと大差ないメニューだったが、調子は上がらなかった。

 「(合宿の)2週目後半から、しんどい姿を見せ、これまで見たことがなかった肩で息する様子があった。一日でも早く帰国させようという決断になった」と同コーチは経緯を明かした。

 異変は米国での高地合宿から帰国した昨年末からあった。池江は「体が重いのが抜けない」と体のだるさを訴えていた。同コーチは「(2人の間でも)疲れが取れれば調子が上がるのでは」としていたが、「暖かい現地(オーストラリア)でのトレーニングでも調子が上がってこなかった」と説明した。

 「本人が一番ショックだと思う。病気と闘うと決めたことで新たな池江璃花子が強くなって戻ってくると信じている。みんなでサポートしてきたい」

 7月の世界選手権(韓国・光州)に出場できないため、特別措置がない限り、東京五輪出場には来年4月の日本選手権で派遣標準記録を突破するしかない。「(東京五輪に)間に合わせる気持ちを持っている。可能性はゼロではない。精神面でケアできたらいい」。今春、日大に入学する池江を同コーチは支援していく考えを強調した。





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