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【阪急杯】スマートオーディン、2年9カ月ぶり復活V!藤岡佑が雄たけび「ヨッシャー!!」(サンケイスポーツ)

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出典元: 大外から鋭く伸びたスマートオーディン(左から2頭目)が鮮やかな差し切り。初の1400メートルで2年9カ月ぶりの勝利を挙げた (撮影・安部光翁)

第63回阪急杯(24日、阪神11R、GIII、4歳上オープン国際(指)、別定、芝・内1400メートル、1着本賞金4100万円、1着馬に高松宮記念の優先出走権 =出走18頭)藤岡佑介騎乗で11番人気のスマートオーディンが、2016年5月の京都新聞杯以来となる復活V。直線一気の豪脚で、重賞4勝目を挙げた。タイム1分20秒3(良)。優先出走権を獲得した高松宮記念には向かわず、春の大目標は安田記念(6月2日、東京、GI、芝1600メートル)になる見込み。2着はレッツゴードンキ、1番人気のミスターメロディは7着に敗れた。

 仁川のターフを、一瞬で切り裂いた。不振にあえいでいたスマートオーディンが、強烈な末脚で2年9カ月ぶりの復活V。「ヨッシャー!!」。検量室前に引き揚げてきた藤岡佑騎手が雄たけびをあげた。

 「能力の高さはわかっていましたが、乗り難しいこともわかっていたので、『うまくいったな』と。流れよりも馬のリズムを大事に乗りました。どれぐらいの脚をつかうかなと思っていたら、期待以上のものでした」

 自然と笑みがはじけた。初の1400メートル戦で道中は最後方。3コーナー手前から徐々にポジションを押し上げると、直線は外から豪快に突き抜けた。上がり3ハロン33秒4は、2位に0秒7差をつける断トツの数字だ。

 「前にとりつく脚がすばらしく速かったですね。抜け出してから最後に遊ぶような余裕もあり、やはり能力が高いなと思いました」

 鞍上は初コンビながら極上の切れ味を引き出した。調教にまたがり、課題の折り合い面を手の内に入れていた。池江調教師は「そっと乗ればガンッといかないのを、調教でつかんでいたみたい。それが大きかった」と好騎乗をたたえた。

 3歳の京都新聞杯以来の復活の勝利。同年のダービー(6着)後は、脚部不安で約2年の長期休養を余儀なくされた。転厩後初の重賞Vに、「脚元を治してくれた牧場や(自厩舎の)スタッフのケアには感謝ですね」と指揮官は目を細めた。

 優先出走権を獲得した高松宮記念は自重して、京王杯スプリングC(5月11日、東京、GII、芝1400メートル)に向かうプランが有力。もちろん、安田記念を見据えてのもので、「GIなら周りも速くなって折り合いも付きやすいだろうし、はまる可能性もありそう」とトレーナー。威力を増した切れ味を、直線の長い東京でもさく裂させる。 (山口大輝)

■スマートオーディン

 父ダノンシャンティ、母レディアップステージ、母の父アルザオ。黒鹿毛の牡6歳。栗東・池江泰寿厩舎所属。北海道新冠町・スカイビーチステーブルの生産馬。馬主は大川徹氏。戦績12戦5勝。獲得賞金1億8091万2000円。重賞は2015年GIII東京スポーツ杯2歳S、16年GIII毎日杯、GII京都新聞杯に次いで4勝目。阪急杯は池江泰寿調教師、藤岡佑介騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+北欧神話の主神」。





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