みんなに伝えたいスポーツ情報

「腹くくって」貴景勝、大関とりへ熱い決意!当確ラインは2桁勝利(サンケイスポーツ)




[ 元の記事 ]
出典元: 貴景勝は春場所へ向けて会見。大関とりへの覚悟がにじんだ(撮影・岡田茂)

日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。大関とりがかかる貴景勝(22)は2場所連続で東関脇。この日は大阪市生野区で会見し、意気込みを語った。芦屋市出身で、ご当地場所。かつての師匠である元横綱貴乃花こと花田光司氏(46)ゆかりの春場所で、昇進を決めてみせる。

 満を持して挑む大関とりへ。新番付が発表されたこの日、貴景勝は会見で強い決意を口にした。

 「なってみないと分からないが、横綱、大関は別格。場所前にやることをやって、あとは腹をくくってやるだけ」

 小結だった昨年9月の秋場所は9勝。11月の九州場所は13勝で初優勝。新関脇で臨んだ1月の初場所は11勝を挙げて「直近3場所を三役で33勝以上」とされる大関昇進の目安に到達した。しかし、千秋楽で豪栄道に完敗したことなどから、見送られた。昇進を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長(元関脇益荒雄)は当時「もう一場所、見せていただきたい」と語っていた。

 それだけに春場所は明確に大関とりがかかる。当確ラインは2桁勝利。「毎日が初日、千秋楽という気持ちで力を出し切るだけ。帰り道で後悔しない相撲を取りたい」。これまでは「次の番付」と言っていたが、春場所を前にして「大関」と明言するようになったのも覚悟の表れ。「重圧がかかるのは仕方ない。真正面からはね返したい」と表情を引き締めた。

 先場所の千秋楽に右足裏を痛めたが「100%治っている」。本場所に向けて「あとは厳しい稽古をして相撲を取るだけ」と気合を込めた。

 春場所は、貴景勝の入門当時の師匠で、昨年まで師事した元横綱貴乃花のゆかりの場所だ。昭和63年初土俵(当時は貴花田)、平成3年に初日から11連勝-。その師は昨秋、相撲界を去った。32年ぶりに“貴乃花不在”の春場所で、魂を引き継ぐ22歳が、一段上の高みへと踏み出す。

 現師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「精神的に強く、重圧をはね返すだけの度胸もある。実力も上がり、それ(大関)に近づいているのでは」と期待する。芦屋市出身の貴景勝にとって、大阪で行われる春場所はご当地場所。「まだまだ成長する段階。最高になるか、最悪になるかは自分次第。楽しみもあるし、怖さもある。弱い自分に勝つ」。平成最後の浪速の春。若武者が、夢を自らの力でつかむ。


キーワード