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阪神・球児、硬い甲子園の新マウンド“足場固め” 3種スパイク試し履き(サンケイスポーツ)




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阪神・藤川球児投手(38)が、米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手(32)がアシックス社と共同開発したモデルなど“3種のスパイク”を試しながら、甲子園の新マウンドに対応していくことが7日、わかった。硬くなったマウンドに合わせ、素材や歯の本数が異なるスパイクを発注。ジャストフィットするタイプを求め、9日の日本ハム戦で今年初の聖地のマウンドに上がる。

 選び抜いた一足で新たなシーズンへ歩み出す。妥協なき追求-。藤川が甲子園の新マウンドに完全適応すべく、“3種のスパイク”を試す。

 「まあ、いろいろ試しながらね」

 甲子園は今年からマウンドの土が「ブラックスティック」という粘土質の黒土に替えられた。これまでより硬くなり、投手には、踏み込んだ時の下からの突き上げが大きくなるなど影響もある。春季キャンプから沖縄・宜野座で導入されたが、ブルペンでは多くの投手が、足もとを気にする仕草を見せていた。

 そこで“相棒”も変える。キャンプインに合わせて、アシックス社に3種類のスパイクを発注。ブルペンなどで試し続けてきた。まずは昨季までと同じ革底で歯が前3本、後ろ3本のタイプ。新たに用意したのは2タイプで、ともに樹脂底。うち1つが「ダルビッシュモデル」だ。

 同社がダルビッシュと共同開発したモデルは母指球の部分に歯が斜めについており、より土が蹴りやすい仕様だという。ただ、これまでのタイプと大きく異なるだけに、ブルペンで試投した際には「まだしっくりきていない。練習の土と試合の土とでまた変わってくるし、いろいろ試さないと」と思案していた。

 樹脂底のメリットは地面からの突き上げを吸収して少なくできること。雨など天候の影響を受けにくい。同社担当者によると藤川が樹脂製のスパイクを使うのは初だ。阪神は昨季18度の雨天中止に見舞われたように、降雨の中での登板機会も多い。新マウンドにも悪天候にも対応できる新相棒を、開幕までの時間で選んでいくつもりだ。

 まずは9日の日本ハム戦が、甲子園での今年初登板となる予定。毎年1月に土を掘り起こす甲子園の内野は、3月時点ではまだ完成形ではなく、やや柔らかめの状態。マウンドも気温などによっては、微調整が加えられる可能性もある。

 「まだグラウンドが固まっていないから、決めきれないところもある」と藤川。今後は樹脂底スパイクでさらに前の歯が6本、8本と多めのものも試す予定。グラウンドの完成に合わせて試行錯誤しながら、開幕へ足場を固めていく。


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