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なるか大関とり!貴景勝、秒殺発進「徹底して押すことだけを考えた」/春場所(サンケイスポーツ)

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出典元: 大関とりに向けて完璧な相撲で発進した貴景勝(左)(撮影・榎本雅弘)

大相撲春場所初日(10日、エディオンアリーナ大阪、観衆=7242)大関とりに挑む関脇貴景勝(22)は平幕妙義龍(32)を押し出し、白星スタートを切った。休場明けの2横綱は明暗。白鵬(33)が新小結北勝富士(26)を突き落としたが、鶴竜(33)は小結御嶽海(26)に送り出された。3大関は平幕を相手に安泰。先場所初優勝の関脇玉鷲(34)は錦木(28)を押し出した。

 大関とりの重圧は感じさせない。貴景勝は立ち合いから鋭く踏み込み、妙義龍の体を起こすと、1発目の突きで土俵際まで吹っ飛ばし、2発目でとどめを刺した。わずか2秒4の完勝。会場は割れんばかりの歓声と拍手に包まれた。

 「持っている力を出し切ろうと思っていた。まわしを取っての相撲はできない。徹底して押すことだけを考えた」

 勝負の場所も、いつもと変わらぬ気持ちで土俵に上がった。22歳の若武者は「今場所、特に力を入れていると見られがちだけど、毎場所大事にしてきた。その気持ちは序ノ口の時代から変わらない」と強調する。

 兵庫・芦屋市出身で、“準ご当所”として熱烈な応援を受けている。「応援してもらってナンボの世界」と独特の表現で受け止め、「多くの応援の力をいただき、気が引き締まる。恥ずかしい相撲は取れないし、がっかりさせたくない」と重圧ではなく、力に変える。この日の打ち出し後は、観戦に訪れた母校の仁川学院小(兵庫・西宮市)の児童、保護者計100人に囲まれ、新たなパワーをもらった。

 「初日が終わったので2日目に向けて気合を入れていく。その繰り返しでやっていきたい」

 迷いのない突き押し相撲で勝利を積み重ね、大関に一歩、一歩と近づいていく。





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