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圧巻甲子園デビュー!阪神・西、G斬り3回0封「8割くらいいい球」(サンケイスポーツ)




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(オープン戦、阪神1-3巨人、10日、甲子園)圧巻の25球だ。オリックスから国内フリーエージェント(FA)移籍した阪神・西勇輝投手(28)が10日、巨人戦(甲子園)に先発。大補強した宿敵に3回1安打無失点と好投した。開幕3戦目となる31日のヤクルト戦(京セラ)が有力で、“サンデー西”となる方向。気分ルンルンの週の始まりを演出する。

 よどんだ空気を一変させた。内外を1球1球、丁寧に投げわけ、巨人に手も足も出させなかった。タテジマに袖を通し、甲子園に初見参した西が、雨でぬれる虎党の心をスカッと晴らせた。

 「8割くらいいい球、いい球じゃないですけど、坂本が構えたところにいけたのかなと思います。残りの2、3割をしっかり自分の中で修正できるようにやっていければいいかなと思います」

 最高の立ち上がりだった。一回、先頭の田中俊を内角低め131キロで見逃し三振に仕留めた。続く坂本勇は2球で簡単に追い込むと、最後は低め130キロスプリットで空振り三振。丸は2球目外角カーブで中飛に詰まらせ、わずか9球で一回を終えた。

 独特のシュート回転する球を巧みに利用し、坂本のリードもさえた。昨季まで同僚だった中島や虎も獲得を狙っていた昨季メジャー20発の新外国人のビヤヌエバ(前パドレス)も「H」ランプを灯せない。昨季8勝16敗1分けとやられっぱなしで11年連続勝ち越しがない巨人を相手に3回1安打無失点。柔和な表情で圧巻の25球を振り返った。

 「(阪神)園芸さんとよく話し合ってマウンドの話をしたので、すごく投げやすかったです」

 オリックス時代から甲子園は防御率0・76と得意としていた。しかし、今季から硬いマウンドに変更。西は春季キャンプ中のブルペンからグラウンドを管理する阪神園芸と意見交換を重ねることにした。より具体的な要望を出したのが、初実戦となった2月26日の紅白戦登板後だった。通常のプレートの下に埋め込まれていたゴムの板のようなセカンドプレートをもう一度、入れてほしい-。阪神園芸はすぐに実行。今月8日の残留練習で投げたときにはもう完成されており「ドンピシャにはまった。本当に細かいこと。その細かさを本当にベストにもっていってくださって。雨とか微妙な状態なのに完璧にやってくれて、感謝しています」と頭を下げた。

 ルーティンも継続した。オリックス時代から登板日の試合前練習ではMr.Childrenの曲を流す。この日、甲子園では最初、いつもの有線放送が流れていたが、少しして西が球団関係者にリクエスト。名もなき詩から始まり、花、Mirror、Everything(It’s you)、ALIVE…。次々と流れる名曲とともに、体を温めた。

 頼もしい投球内容に矢野監督も脱帽した。「本当に言うことないんじゃない。今日の投球は勝てる投球内容」。開幕3戦目となる31日のヤクルト戦が有力でその後は中6日で“サンデー西”の見通し。投げ勝ち、虎党に最高の週明けを届ける。

 「(開幕まで)あと2回くらい投げられるので。その中で修正していけたらと思います」

 看板が正しかったことを証明した。俺に任せろ。大車輪の働きで、虎を復活させる。


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