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背水!阪神・藤浪、開幕ローテへ一発勝負 矢野監督「1回1回が勝負」(サンケイスポーツ)

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出典元: 藤浪は投手指名練習で鬼気迫る表情でノックを受ける。開幕ローテ枠を一発で決める!(撮影・山田喜貴)

開幕ローテ当確へ、一発勝負! 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が11日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、先発する12日の中日戦(ナゴヤドーム)に向けて調整した。オープン戦も中盤にさしかかり、矢野燿大監督(50)は開幕ローテ争いについて「1回1回が勝負」と強調。残り2枠に食い込むべく、背水の陣でマウンドへ上がる。

 3月ながら冬の名残を感じさせる冷たい雨が降った甲子園。藤浪はブルペンにこもって、12日の中日戦登板に備えた。時期的にチャンスが少なくなっているのは、わかっていた。

 「やはり結果ですね。結果を出すしかない。それに尽きるかな…と」

 室内練習場でダッシュなどでウオーミングアップした後、ブルペンへ。約1時間、シャドーピッチングなどで念入りにフォームを確認したもよう。いい感覚か? との問いに「そうですね。悪くない。それをいかにゲーム、結果につなげられるか」と何度も『結果』という言葉を口にして悲壮感を漂わせた。開幕ローテを意識してか? と問われると「当然です。そのための結果です」と表情を引き締めた。

 オープン戦は中盤に突入し、開幕ローテ争いも佳境。すでにメッセンジャー、岩貞、西、ガルシアが当確ランプをともした。残り2枠を青柳らと争う。矢野監督は「めちゃめちゃし烈だよ」と先発争いの激しさを認めたうえで「1回1回が勝負になるよね。1回1回のなかで判断する。(藤浪)晋太郎も青柳も、1回1回のパフォーマンスは、そういうふうに俺らは見ていくしかない」と厳しく言い切った。

 開幕まで残り10試合。週末は開幕カードに登板予定のメッセ、岩貞、西が投げると想定すれば、アピールの場は極めて少ない。2軍にいる秋山らも出番を待っていることを思えば、藤浪にとっては今回がラストチャンスになる可能性もある。

 2月の実戦では昨季、苦しんだ制球難をのぞかせもしたが、前回3月2日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、右腕を下げた新フォームで2回無四球無失点。甲子園で春夏連覇を果たした大阪桐蔭高時代に近いスリークオーターに原点回帰して、結果を残した。「そこは大事なところではない。その日のいい感覚のところで投げられれば」と強調したが、手応えは確かにつかんだ。

 藤浪の完全復活はチームの浮沈にかかわる。2016年からの3年間は7、3、5勝。プロ入りした13年からの3年間は2桁勝利を挙げて、フル回転した。あのころの輝きを取り戻せれば、鉄壁の先発陣が完成する。そのために、まずは指揮官をうなずかせたい。

 「自分がどう判断するかではなく、首脳陣にいい判断をしてもらえるように…というのが結果。自分で納得しても、首脳陣が『使えない』と思ったら使ってもらえない」

 ルーキーイヤーの13年から一度も開幕ローテを逃したことはない。オープン戦は7試合でいまだに勝ちなしというなか、チームを勝ちに導けば評価もうなぎ上り必至。竜打線を封じて、5番目のイスをその手でつかむ。





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