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阪神・藤浪、今季最長8回1失点も1軍へ「もうちょっと」(サンケイスポーツ)

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阪神・藤浪晋太郎投手(25)が29日、ウエスタン・広島戦(マツダ)に先発し、今季最長となる8回を投げた。101球で4安打1失点。最速154キロを記録して8三振を奪い、課題の制球面についても1四球と安定していた。今季5度目の登板でも好投したが、本人は1軍復帰に向けて「もうちょっと」と貪欲。さらにレベルを上げることを目指した。

 どんよりとした雲に覆われた広島。蒸し暑さを振り払うように、藤浪がズバズバとボールを投げ込んだ。一人で8回を投げきって、8三振を奪って4安打1失点。数字だけ見れば十分“合格点”だが、本人は満足していなかった。

 「自分の中では、ある程度、イメージした打ち取り方ができているので、いい感じでは投げられているけど、まだまだ完璧な本来のピッチングではないかな」

 二回に三ゴロの間に1失点。だが、特に納得がいかないのは0-1の三回2死二塁、4番・サンタナを迎えた場面だった。外角への直球で2球で追い込むも、ボール球でもよかった3球目のカットボールがやや抜けてストライクゾーンに。これをサンタナが打ち損じて遊ゴロとなり、結果的にピンチを脱したが、首をかしげながらベンチへ戻ってきた。

 「(カウント)0-2から得点圏で、バッターは4番。甘いところにいってはいけない。絶対にそれはしてはいけない。ああいうところが命取りになってくる」

 矢野監督に「試合内容も大事。2軍で抑えたから『いいよ』ってものではない」とハッパをかけられて臨んだマウンド。1軍の打者なら見逃してくれなかったかも-。試合を作ったことには「それなりの内容だったんじゃないかな」と振り返ったが、とても納得の内容とはいえなかった。

 2軍降格後は全体練習が終わってから最後まで球場に残って、ブルペンで投げる光景も珍しくない。懸命の調整を行った成果で、今季は2軍で24回を投げて四球は4つだけ。課題の制球難は克服しつつある。平田2軍監督も「(登板の)間が開いたから探りながらだったみたいだけど、これくらいは投げるよ」。1軍は7月2日からの9連戦を6人の先発で回すことになったため、次回は7月6日からのファーム交流戦・ヤクルト2連戦(戸田)になる見込みだ。打席についても、将は「考えるよ」と1軍復帰をにらんで立たせる可能性を示唆した。

 「1軍だったら苦しい投球になっていると思うところもある。そういうところは『もう大丈夫です。いけます』とならないといけない」と藤浪。完全復活まであとわずか。次こそ確実な手応えを手にする。





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